ハイヤードライバーの基本的な条件

ドライバーという職は、元々は違う業種から転職を行うケースが大半を占めていたと言われています。近年では需要の大幅な高まりによって注目を集めるようになり、新卒からドライバーを目指す人達も少なくありません。

ステータスが高い人たちを乗せて移動する高級なイメージがあることから、注目される職業のひとつが、ハイヤーのドライバーです。ハイヤードライバーとして仕事をするためには、必須となる条件がいくつかあります。まずは普通自動車免許です。そして、乗客を乗せる目的のために運転する際に必要となってくるのが、普通自動車2種免許です。2種免許のうち、普通自動車がタクシーとハイヤー、大型自動車だとバスの運転が可能となります。

ハイヤードライバーは、ドライバーとしての経験がなくても応募しやすい環境となっています。ハイヤードライバーとして求められる資質は、車や運転が好きであること、基本的な運転技術、目的地に迅速にたどり着けるための知識なども必要とされています。それだけではなく、利用する人に対し、きめ細やかな心配りが行えることが非常に大切と言われています。ハイヤーの利用者は、企業の重役などハイステータスな方々が多く、月単位、年単位で専属契約を交わすことも珍しくありません。そのため、ハイヤードライバーは、洗車や社内の掃除、メンテナンスを行うだけでなく、利用されるお客様の好みや嗜好をきちんと把握しておく必要があります。そして、車の中で快適に過ごせるように、利用する人それぞれに合った運転ルートを決めたり、室内の温度を調整したり、音楽やフレグランスなど細部に至るまで、高いホスピタリティを持って、気を遣える人材が求められています。そのため、ホテルなどで接遇の仕事を経験した方は有利となります。

その他には、視力、聴力、深視力の適性試験で決められた基準を満たしていることが挙げられます。深視力というのは、普通自動車免許取得にはない項目ですが、道路交通法で義務付けられています。遠近感や奥行き、物が立体的に見えて認識しているかどうか、左右の見え方に大きく差がないかを調べます。専用の検査器具を用いて、三桿試験という検査の基準をクリアする必要があります。三桿試験は、普通自動車免許の取得、更新には問題がなかった方でも、近視、遠視などの原因によって検査に不合格となってしまうケースもあります。眼鏡店などであらかじめ深視力の検査を行い、眼鏡などで調整をしておくのがおすすめです。