ハイヤードライバーに必要なこと

タクシーは公共の移動手段のひとつですが、タクシーとは違って、予約が必要となる、個別に顧客を輸送するための手段と考えられています。ハイグレードと呼ばれる重厚なイメージの国産車や外国の乗用車が用いられていますので、街中を走っていると非常に目を引きます。会社の重役や政治家だけでなく、海外から訪れるVIPなども利用しています。また、冠婚葬祭やデートなど、接待を行う際、高級感を味わいたい、特別な要件で使いたいなど、希望するニーズに沿った利用ができることも大きな違いです。

普段会うことができない、ステータスのある方々と接することができる職業であることや、需要が高く求人が多いこともあり、ハイヤードライバーの就職、転職を希望する方が増加してきています。特に、数年前に都市型ハイヤーという区分が登場したことで、新たなビジネスチャンスとして、新規の会社が参入したこと、訪日外国人の急増によって需要が高く、今後も増えると見込まれるインバウンド需要のため、将来性のある仕事であることが、ビジネスマン向けの雑誌やテレビなどで取り上げられたことで、注目をされることが多くなりました。

ハイヤーのドライバーになるためには、ハイヤー業務を行っている会社に応募をして採用をされることが必要です。ハイヤードライバーとして実際に働くには自動車の2種免許が必要ですが、持っていなくても応募ができるところが多いです。2種免許は教習所などの卒業技能検定を合格すれば、実地での実技は免除されるようになったことから、最近では敷居が低くなったといわれています。普通自動車のオートマ限定でも応募が可能な会社が多いです。

ハイヤードライバーとして基本的な条件に、運転が好きなこと、交通ルールを守った安全運転ができることも挙げられます。そして高級感を求められることが多いのも特徴です。役員付けの運転手など、特定の顧客と専属契約することも多いハイヤードライバーは、高いコミュニケーションスキル、そして接遇マナー、高い教養を有していることが求められています。そのため、ドライバー未経験でも、これまで接遇の仕事をした経験がある方が好ましい、と考えている採用担当者がいることも事実です。また、会社にもよりますが、入社後はまずタクシードライバーとして勤務をして、数年ドライバーとしての実地経験を積んだ後に、ハイヤードライバーに転身するというケースも珍しくありません。